nenaの気まま日記

日常でふと思った事感じた事などを気ままに書いて見る事にしました。

月の光とラジオ深夜便

真夜中の3時頃、カーテンの隙間から月の光が静かに差し込んで

いるのに気がついた。

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カーテンを開け、南西の空を見る。

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最近完成したばかりの近くのマンションの常夜灯と月光のコラボ、

美しいと思った。

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折しも、NHKラジオ深夜便では、ロマンチックコンサートの最中で

クリフォード・ブラウンのジャズ作品をトランペットで奏でていた。

殆ど知らない曲であったが、慕情だけは脳裏に残った。

慕情をジャズ的に演奏すると、こんな感じになるのかと。

 

何となくうつらうつらと聴いている中に、「にっぽんの歌・こころの歌」

に変わり、昭和46年の流行歌に変わっていた。

尾崎紀世彦の「また逢う日まで」、他に「あの素晴らしい愛をもう一度

「そらに太陽がある限り」「私の城下町」「よこはまたそがれ」「おふくろさん」

など、結構覚えているところをみると、すっかり目が覚めていたのかも。

 

4時からの、「明日へのことば」「生存者が語る葛根廟(かっこんびょう)

事件」は、残酷な戦争体験談なのに、息もつかぬ様に話す生存者

「大島満吉さん84歳」の話に引きずりこまれた。

 

終戦前夜の8月14日、旧満州で日本人千数百人がソ連軍の襲撃をうけ、

多くの日本人が犠牲になった話。残ったのは百数十人。

葛根廟に避難中の日本人の一団の中に、突然ソレン軍の戦車隊がに突っ込み、

機銃弾を浴びせるという何とも残酷な光景と、生き残ったもの達も自決を迫られ

その列から抜け出し、命をつなぐ事が出来た大島さんの体験談。

短い文章で1時間の語りを述べる事は到底出来ない。

 

大島さんは「人間が人間でなくなるのが戦争だ。」と言っていた。

同感である。

 

月の光を浴びながら、目を閉じて「明日へのことば」に耳を傾ける時間は、

日中ラジオやテレビを見るのとはまた違う感情が押し寄せてくる。

 

相変わらず、ラジオ深夜便は眠れない夜の良き私の友だち。

 

深夜便が終わり午前5時になると、テレビNHKBSプレミアムをON。

1時間のクラシックの時間。

今朝も昨朝も「弦楽四重奏曲」を演奏していた。

チャイコフスキーの弦楽セレナード」「クライスラーの美しきロスマリン」、

「バッハの2ツのバイオリンのための協奏曲」とか素敵な曲が色々聴けた。

 

私はいったいいつ寝ているのだろう?などと自問する時がある。

 

9月に入り、心なしか涼しく感じるが、日中の最高気温はやはり35℃との事。

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今朝の西の空。真っ青な美しい空でした。