花の心
今日も一日雨。
ここには100人以上住人がいるのに何という静けさだろう。
散歩の帰途、頂いてきた一輪の草花。
小さな一輪挿しに何気なく飾ったツツジの花と名前の分からない1本の草。
私が一輪挿しに飾った花。 翌日ふと気づくと姿が変わっていた。
主人がちょっといじっただけ。
スマホで撮った二枚の写真を見ながら、何処が違うのだろう?と
面白いので、東京の娘と姉に写真を送ってみた。
どんな批評をするだろう?
娘:「さすが、センスいい! 全然違うね。」と。
姉:「花の心を感じる。お花や書道を究める人たちの心には
凡人とは違うものあり。」
二人のメールを主人に見せた。 主人曰く・・・
私の花:草が花の後ろで葉の裏を見せて、あたかも萎れているような
感じ。三色の花がそれぞれ自分を目立たせようとして、結果
どれも目立っていない。
主人の花:主役の花は、草の葉でさりげなく身を隠し、却って目立っている。
草も相手を引き立たせ、自分も見事に生かしている。
主役を決めたら、後の花は薄い色を前の方に、濃い色は後ろの方に。
見ていて落ち着くだろう・・・と。
ごもっとも・・・
出しゃばらないで、相手を引き立たせる事で、自分がより
人間として魅力がでる、という事ですね。
ダ・カーポの「野に咲く花のように」の歌が脳裏に浮かぶ。
・・・・そんな時こそ野の花の けなげな心を知るのです・・・」
花の心に思いを寄せるなんて、ほんとに暇なんだな~・・・。