nenaの気まま日記

日常でふと思った事感じた事などを気ままに書いて見る事にしました。

「臨床の砦」を読んで・・・

「臨床の砦」読みました。

本の帯には下の写真のように文章が書いてありました。

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命がけで働いて下さっている医師、看護師、現場のスタッフの方達、

頭が下がります。 本当にご苦労様です。

 

またコロナに感染した方達、救急車で搬送される時の姿、

臨終の時にでさえ家族とも会えない淋しさ、死後の処置。

あまりにも過酷な現実に

想像していた通り、何ともやり切れない思いがしました。

 

今生存しているすべての人が、未だかつて体験したことがない

未知のウイルス、新型コロナウイルスまたその変異株ウイルスの為に

世界中が振り回されている。

 

日本で最初に新型コロナ患者が報告されたのが2020年1月16日。

それから1年と4か月が経つ。 この戦いは いつ終わるのだろう?

 

この本が書かれたのが今年の2月、今また第4波が押し寄せ、

3回目の緊急事態宣言が発令されている。

 

大阪では連日1000人前後の感染者が出ている。

ベッドがない。医師、看護師が足りない。

入院出来ず、自宅療養を余儀なくされているという事は、既に

医療崩壊が起きているという事だと思う。

自宅療養者が増えれば当然濃厚接触者も増え、

感染者は増える一方である。

 

かと言って、一般病棟を減らし感染症病棟を増やしていけば、

今まで病気で手術で入院を必要とした患者さん達はどうなるのだろう。

 

友人も乳がんの手術を随分延ばされた。

親戚の人も頸椎の手術を、延期されたあげくに自宅から遠い

大学病院に回された。

 

コロナ感染症病棟は、まさしく戦場だと思う。

 

「臨床の砦」は戦場である感染症病棟の過酷な現実を、政治家も

一般の人達も、もっと理解してほしいという心からの叫びだと思う。

対岸の火事であってはならないと思う。

 

インドでは昨日(4月26日)1日で死者が2812人、

新規感染者数が35万2991人だという。

WHOの事務局長が「悲痛と表現する言葉を超えている」と

語っていたが、まさに表現のしようがない。

 

何事も自分の身に降りかからないと、他人の事まで思いが

至らないのが殆だと思う。

けれど、命がけでコロナと戦っている医療現場の事を、

もっと真剣に理解してあげて欲しいと私も思う。

 

この施設も住人の外出に関しては、かなり厳しい。

家族の面会に関してもかなり厳しい。

 

けれど、外部からの出入りは結構多く、果たして感染対策は

きちんと出来ているのかなと、いつも疑問に思う。

 

さて、気分を変えて・・・

近くの街路樹、なんじゃもんじゃの木、白い花が雪のように美しい。

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今夜は満月。ピンクではないけれど「ピンクムーン」だそうである。

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東の空、山の端に月が上がってきたところ。