空・雲・風
机の前の私の特等席から眺める毎日移り変わる空と雲。
こんな表情も見せてくれる時があります。
何気なく窓外の風景を眺めていると、要もなく過ぎ去った日々の
出来事が思い出される。
美しい季節の中で・・
時間が通り過ぎて行く。
月日が通り過ぎて行く。
いくつもの季節が通り過ぎて行く。
春休みに東京の娘と孫が電撃訪問してくれた。
一緒に1時間散歩をし、1時間を居室で過ごし、
東京へ戻って行った。楽しい時間だった。
今、散歩道は色とりどりの花が咲き、爽やかな木々の緑が
とても美しい。
さつき、花水木、しゃくなげ、名も知らぬ可愛い草花。
こんな美しい季節に、自然の中をもっともっと歩きたいな~。
叶うならばある方と一緒に・・・
さつきが咲き乱れ、花水木の花も美しい。
歳々年々・・・
「年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず」
毎日同じ日々の繰り返し、何事も変わっていないようだけれど
年が明けてから知人が相次いであちらへ旅立ち、親戚の人達が
癌で手術、心臓発作でカテーテル手術など入院が続いている。
この施設でもいつの間にか入口の表札がいくつか変わっている。
ここの雰囲気が合わなくて他の施設へ変わられたのか?
状態が悪くなって養護老人施設へ変わられたのか?
子供さんのところへ同居されたのか?
個人情報は本人から聞かない限り、スタッフからは知る事は出来ない。
昨日は
少なからず思いを寄せていた住人ご夫婦が、他の新天地へと
移っていかれた。
その方達とは、コロナ以前にヘルマンハープのコンサートを
聴きに来てくださったり、パソコン関係で話し合ったり、
もっとお付き合いがしたいなと思っていたご夫婦であった。
久々に別れの淋しさを感じ、昨夜は寝ながら思い出すともなく
これまでのいくつかの別れを思い出していた。
卒業・失恋・死別・引越し・etc.・・・
一生の間にはみんな何度かの別れに出会うと思うけれど、
その中でちょっと変わった・・・心に残っている「別れ」について
次回に書いてみようと思う。色々と思い出したついでに・・・
我が愛する孫のM嬢
2年振りに娘家族と会う事が出来た。
2年振りに会う孫のMちゃんは、車から降りるなり
私を優しくハグしてくれた。笑顔が可愛かった。
(ほんとはハグも握手も今はダメだけれど・・・)
今年高校へ進学するMちゃんは、私より遥かに背が高く
雰囲気もすでに大人っぽい表情が感じられた。
その明るい笑顔を見た時、もう大丈夫だと私は思いました。
中学校の3年間、学校へ行く事が出来ない時があったり、
時には切れて暴言をはく事もあったり、
家族にも辛い時期が続いていたらしい。
いつの頃からか少しずつ落ち着いてきたように思う。
一つには、
Mちゃんと相性の良いメンタルクリニックのドクターに出会えたこと。
二つ目は、
大好きなダンス教室が近くに出来て行くようになったこと。
学校休んでもダンスには行くという。
学校でも英語や音楽はトップクラスで、最近は苦手だった数学も
段々成績がアップしてきたらしい。
そして、一番大切な事は家族が見放さず、いつも暖かな心で
M子を信じてあげる事、見守ってあげる事。
小さい頃から感受性が強く、他の子が持っていないような
感性があり、その感性・個性を上手に生かしていったら
きっと、何か新しい道が開けてくると私はいつも信じている。
メールの時代だけれど、Mちゃんが大好きな私は1ヶ月に1回
色々と贈り物を入れた宅急便と手紙を出している。
必ず、大好きなMちゃんへ・愛するMちゃんへと書いて・・・
東名高速道路の走行中に撮影した富士山の写真を送ってくれた。
娘家族が泊まった蒲郡のホテルの下に広がる海と夕陽。
(Mちゃん撮影)
昨日朝早くにホテルを出て、ここに寄ってくれた。
また、コロナが急速に拡大しつつあり、ギリギリの中での
帰省だったと思う。
僅かな時間の面会であったが、私も本当に嬉しかった。
大雪の東京へ婿さんの運転で帰って行ったが、事故渋滞や規制で
所要時間はいつもは5時間位だが、8時間かかったとの事でした。
冬枯れの散歩道で
12月も残すところあと半月。
朝カーテンを開けるだけで冷たい風をすーっと肌に感じる。
寒さにめげず相変わらず朝の散歩は続いている。
冬枯れの散歩道は寂しいが、ふとした折にススキが太陽の光をあびて
キラキラと輝いたり、樹木の幹が光ったりする姿に
心を奪われる。
日を替えて、反対の方角へ歩いてみた。
ゴルフ場は中まで入れないので、国道からそれてゲートまで散策。
手入れがしてあるので整然としていて、樹木の緑や紅葉がまだまだ美しい。
出かける頃は寒いけれど、帰宅すると身体がほかほかで、
夕方まで暖房もつける事を忘れている。
今晩から天気もくずれ、本格的な冬の寒さが訪れるらしい。
まだまだ免疫力の弱まっている連れ合いが、散歩で風邪をひかないように
注意しなければならないと思う。