外出自粛はいつまで続くのか・・

　外出自粛の通達があってから、もう２週間以上になる。

腰椎の連続圧迫骨折をした主人は、本来なら退院はまだ先のはず

であるが、１０月からの通算１１１日に亘る入院が、あまりに

長くなりすぎた為退院を促され１週間前に退院をした。

　病院の経営事情はよく分かっているけれど、実際に自分達の

身に関わってくると、厚生省のやり方に憤懣を覚える。

でも、新型コロナウイルスの拡大で、病院もわが施設も面会禁止、

外出も自粛となると、却って自宅療養の方が良かったのかも知れない。

本人も精神的にも落ち着いてきたし、食欲不振で体重が４２ｋｇまで

落ちてしまったが、やっと食事が美味しくなってきたと言う。

  

景観の良い居室で、毎日移り変わる空や雲の様を眺めているだけで

気分が落ち着いてくるのだと思う。

「介護３」を認定してもらっているので、電動ベッドも１ヶ月８９０円で

借りているし、リハビリの方も１週間に２回来てくれる。

夕食はこちらで用意してくれたものを、この部屋に持ってきて

食べていたが、今日から１階の食堂に降りていく事が出来た。

朝食・昼食は、簡単な食事を私が作っているが、それほど苦痛ではない。

外出せず、買い物もせず、どこまで生活出来るのか試してみたかったが、

子供達が心配して、東京の娘からは宅配便で色々送ってきたり、

息子達はラインで必要な物を届けるので注文を・・・と言ってくる。

やはり、好意を無にしてはいけない。

有難く申し出を受けることにしよう。

私の例の友人達は、相変わらずモーニングやランチに行ったり、

格安の旅行に行ったり・・・。

でも、不思議に、今は羨ましいと思わない。

今は、この状況の中で自分が出来る事。

外出できないこの時間に何をすべきか・・・。

前から整理しはじめていた「私の人生の雑記帳」の作成に集中する事。

それと、ヘルマンハープの練習。それも単なる練習ではなく、

メロディーや伴奏をレコーダーで録音し、それをボーズスピーカーに繋ぎ、

それに合わせて演奏をする。

いい加減ではなく、音量調節、テンポも正確に、スピーカーから流れる

演奏と自分の演奏がいかにと融け合っているか・・・

息子が、ボーズから流れるＣＤの伴奏に合わせて、フルートのソロ演奏を

していたのを思い出し、私も自分専用の伴奏ＣＤ、或いはメロディーＣＤを

作りたいと思った。

それにしても新型コロナウイルスの感染拡大は日毎に増えている。

世界中が混乱し、世界経済が打撃を受けている。

イベントの自粛、閉店、倒産、その結果多くの人が職を失い

路頭に迷っている。

一日も早く今の状況が収束してほしいと願う。

私にも一つ叶えたい願いがある。いつか必ずきっと・・・。