nenaの気まま日記

日常でふと思った事感じた事などを気ままに書いて見る事にしました。

昔の名画「心の旅路」

相変わらず変わりばえのしない日々を過ごしている。

 

主人は足腰がすっかり弱り、夕食後、外を200m位散歩するのだが、

すぐ腰部が痛だるくなり疲れてしまうらしい。

低血圧・貧血でふらつきもあるので、気をつけていないと危ない。

殆ど寝たり起きたりの生活が続いている。

私は隣の部屋で好きな事をしているので、別にストレスは感じない。

 

今日は、BSで昔の映画「心の旅路」を観ていた。

何度観てもいいものは心をうたれる。

 

メインキャストは「ロナルド・コールマン」と「グリア・ガースン

第一次世界大戦の終わりの頃、戦争の痛手で記憶喪失になり、

精神病院に収容されていた英国陸軍大尉「チャールズ・レイニア

 

名前も家も思い出せない。ある日散歩にふらっと出た大尉は

親切な踊り子「ポーラ」に出会う。

ポーラは大尉の境遇に同情している中に深く愛するようになる。

 

病院には戻らず、人里離れたリバプールの郊外の一軒家に住むことになる。

大尉の事をポーラは「スミシー」と呼び、息子も生まれ、幸せは日々が続く。

彼は新聞社から採用通知が届き、喜んでリバプール市内へ赴き、

そこでまた車の事故に合うが、介抱されている中に以前の自分を思い出す。

 

しかし、ポーラとの幸せな日々の事はすべて消え去ってしまう。

何故自分がそこにいるのか? どういう生活をしていたのか?

3年間の記憶をすべて失ってしまう。

ただ、ポケットに入っている鍵が、何故か気になっていた。

 

傷心のポーラは、子供も病で失い、ウエイトレスとして働くが、新聞で

実業家チャールズ・レイニエの写真が掲載されているのをみる。

 

たまたま、チャールズが秘書を募集している事を知り、応募して

採用される。名前はマーガレットと変えて。

けれど、チャールズは彼女をみても何の反応も見せず、覚えてもいない。

 

物語は、そのあたりからが感動する場面になってくる。

彼女は決して自分の事をあらわに口に出さず、いつかきっと思い出して

くれると期待して仕事に打ち込む。

 

何といっても彼女は美しい。品の良さが漂っている。

昔の名前を呼び合うラストシーンは何度観ても胸にジーンとくる。

 

朧げながら優しかったポーラとの事を思い出しかけていた彼。

一方マーガレットは寂しさのあまり南米旅行に出かけようと、

その前に、以前彼と泊まったことがあるホテルにふと立ち寄り、

フロントがふともらした言葉に・・・

大急ぎで昔の住んでいた家に向かった。

 

懐かしい昔の家の前で、大事に持ち歩いていた鍵をドアに差し入れた彼に

思わず「スミシー」と声をかける。

その声に振り返った彼がマーガレットの姿をみるや「ポーラ」と叫んで

駆け寄る。 綺麗だ!  何とも美しいロマンス映画でした!

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