信じられない話だけど・・・

１０月１１日、胃全摘出術（ダ・ヴィンチ手術による）

１０月１９日、術後８日目　退院

１１月　１日、職場復帰する

１２月　９日、術後５８日目（術後２ヶ月）

　　　　　　　奈良マラソン　４２、１９５km完走

先日息子夫婦が訪れた時に、顔が少し日焼していると感じたので

「奈良マラソン、友達の応援に行ってきたの？」と聞いたところ

走ってきたという。しかも完走したという。

食道下部にもがん細胞を認め、胃上部に直径１３cm程の

腫瘍があると聞いた時は、実際のところどうなるのだろうと

絶望に近い思いをした。

今年は奈良マラソンは到底無理、出場もホテルもキャンセル

しておいたら、と私は確かに伝えたのだが・・・

息子は出来たら走りたい・・・という思いが強く、すべてを

そのままにしておいたのだろう。

完走した裏には、それをサポートしてくれた、ある女性の存在に

言及しておかないとならないと思う。

同じ経験をされている「胃なしランナー　こと　アニッチャさん」

出発からゴールするまで、数メートル後をずっとサポートするように

走ってくれたそうである。

それにしても全く信じられない話である。

が、確かにある動画で息子が走っている姿を見つけた。

往路　１８km地点

復路　３２km地点　　余裕で「狂志郎さんとハイタッチ」

ロボット手術、ダヴィンチ手術のすごさに感動！！

そして、ロボットを操作し手術をしてくれたMドクターに

感謝と敬意を表する。

息子の「走りたいという願いと生きるパワー」に教えられる。

背中のゼッケンの下に「１０月１１日胃全摘術をしました」と

書いた布を貼り付けて走ったそうである。

多くのランナー達から声を掛けられたそうである。

多くの方達に勇気を与えたことだろうと思う。

神様はとんでもない試練を与え、

その蔭で粋な計らいも計画されていたのだろう。