nenaの気まま日記

日常でふと思った事感じた事などを気ままに書いて見る事にしました。

2回観た映画

平野啓一郎原作の「マチネの終わりに」の映画を観て、

本を読んで感じた事。

平野文学をもう少し味わってみたい。

 

実は今まで彼の作品は一度も読んだ事がなかった。

平野啓一郎さんの公式サイトを開いてみた。

そこで彼はこう語っていた。

「ページをめくる手が止まらない」小説ではなく、

「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に

浸りきっていたい」小説を書きたいと、いつも思っています。

と書いている。

 

文章表現が好きである。

槙野聡史と小峰洋子という2人の男女の物語であるが、

運命的な出会いをした2人、そしてその愛の行方・・・

単なる恋愛物語ではない。

 

監督さんもこう言っている。

ただの恋愛映画ではなく、二人が背負っているものや

その人生観をお互いがどう尊重していくか、

そういう人生観を描きたいと。

 

奪い合う愛ではなく尊重しあう愛。

私も思う。

それ程愛する事の出来る人がいるだけで幸せだと思う。

逢いたいと思う人がいる。それだけで幸せだと思う。

 

私は大抵先に本を読んでから映画を観る事が多いが、

今回は映画を見てから本を読んだ。

どちらが良いかは分からないけれど、今回は映画を観て

小説をじっくり読んでみた。

映画では直線的な表現も小説の中では手に取るように理解出来、

本を後から読むのも良いものだなと思った。

 

平野さんはどの様な経歴の持ち主なのだろう。

どんな少年時代、青年時代を送って来たひとなのだろう?と

平野啓一郎さんの他の小説をもっと読んで見たくなった。

 

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