nenaの気まま日記

日常でふと思った事感じた事などを気ままに書いて見る事にしました。

眠れない夜は

私は比較的寝つきが良い方だけれど、時には眠れないこともある。

 

そんな時には、以前ならNHKラジオ深夜便のお世話になるのが

常であった。

深夜便アーカイブス・ロマンチックコンサート・にっぽんの歌こころの歌

明日への言葉など、どれを聴いても心に響いてくるものがあって

朝方まで聞き入っている事がしばしばあった。

 

でも最近は何故か朗読を聴くことにはまっている。

ネットで調べてみると、こんなにも無料で聴ける朗読の書物があり、

こんなにも多くの声優の方がいることに驚く。

 

中学生の頃、まだテレビもなくいつもラジオに耳を傾けていた

せいもあって、顔の見えない声優に憧れ、ラジオドラマのナレーターに

なりたいと思った事があった。

 

私は小さい頃から本が大好きだった。

小学生の頃はお小遣いをもらうと、大抵は貸本やさんに消えていった。

高校生の頃は世界文学を片端から読み漁ったものだ。

 

文集「わかあゆの友」という小雑誌を数人の友人で結成して

作成した。クラブ活動ではなく単に同好会的な集まりだった。

 

大人になってからも何冊か読書感想文を書いた冊子がとってあるが

その冒頭のページにこんな事が書かれている。

 

「いつの頃からか私は書店を訪れるのが楽しみの一つになってしまった。

 本屋の書棚に心惹かれる書を見出した時、私は親しい友人に出逢った

 ときの様な心のときめきを感じる。

 そうした数知れぬ本の中で私の心に感激と忘れえぬ思い出を残して

 くれる書がどれだけあるかは分からない。

 けれどまた今日も良き友を求めて書店を訪れる。

 

 感激の度合いは時代によって、その年の年齢によって異なるけれど

 古いノートに書き記してあった本の感想や解説も少しずつ、ここに記して

 いこうと思っている。

 今年はどんな素敵な友に出逢えるであろうか?」 と。

そして私も年齢を重ねた。

本を読んでいても目が疲れ、文字がかすんでくる。

根気がなくなってきた。

 

そんな時、上手な声優さんが読んでくれる書物は、自分で読むのとは

また違った感覚を読み起こしてくれ、普段あまり読まなかった作者の

作品でも、ああこんなに素晴らしい作品だったのか、と感動する事がある。

 

眠れない夜は無理して寝ようとせず、パソコンかスマホの朗読に

耳を傾けてみたら如何でしょうか。

眠くなる朗読・・・元アナウンサー「しまえりこさん」の朗読なども

いいですよ。

 

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紺碧の空に映えるハナミズキの真っ赤な実(散歩道で)