終の住みか

終の住みか

人生の最後はどこで暮らすか？

昔のように二世帯、三世帯が当然のように一緒に
暮らしている時代はある意味幸せだったと思う。

子供が少なくなり、核家族が増え、両親の介護も
ままならなくなってきた今の時代、歳をとったら
何処でどのように暮らしたら良いのか甚だ難しい
問題だと思う。

経済的にかなりの余裕があるなら、環境の良い
介護付きの住宅型有料老人ホームに入居すれば、
２４時間サポート付きで安心していられると思うが
そう出来る人は少ないと思う。

最近新聞の一面に大きく載っていた広告がちょっと
気になって、ここからなら散歩がてら行ける
場所なので一度見てみたいとずっと思っていた。

老人の施設にも色々な種類がある。
特別養護老人ホーム
ケアハウス
グループホーム
有料老人ホーム
ケア付き有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け賃貸住宅（サ・高・住）
　等など。

しかも入居一時金が猛烈に高いものから、なしのところ
　など、自分の経済状況とライフスタイルに合った
　暮らしをと思うと本当に難しい。

私が住んでいるこのマンションは（サ・高・住）で、
一般のマンションの様に独立しているので自由だし、
今のところ私にとっては快適である。が・・・

希望すればターミナルまで・・・とうたっているが、
夜間は警備員（夜勤者）はいるが、看護師とか介護士は
常勤していないので、夜間独りで動けなくなった時は
どうしたら良いのだろう・・・と先の住人達は色々
心配している。

今日散歩がてら見てきたところは、４階建てでやはり
１００名位入居しているが、玄関を入ると落ち着いた
雰囲気の良いロビーと美しい庭園がまず眼に入る。

夜間でも介護士が３人〜４人常勤していて、緊急時には
この老人ホームの経営母体である清水会の「相生山病院」
へ搬送してくれるという。安心出来る医療体制が出来て
いると思う。でも・・・
介護付き有料老人ホームは、ここよりもっと費用がかかる。

他にあちらにあって、こちらにないもので是非欲しい
ものと言えば、ミニ・コンビニ・ショップ、かな。
近くに大型スーパーはあるけれど、そこにさえ
行く事が出来ない住人達は皆んな希望している。

自分が寝た切りになった時、ここは終の住みかでは
なかったと思うかも知れない。
その時が来たらまた考えましょう。